【胃がんの基礎知識】胃がんの原因・症状は?どんな検査方法があるの?
なぜ胃がんになるのか?原因は?
胃がんのはっきりとした原因はわかっていません。ただし、喫煙や食生活、ピロリ菌の感染などが胃がんのリスクを高めると言われています。
食生活では、塩分の摂り過ぎや野菜、果物の不足との関係が指摘されています。そのため、塩分の摂り過ぎに注意しつつ野菜や果物を意識的に摂ることが大切です。
また、ピロリ菌の感染が認められた場合は、除菌治療を受けた方がよいでしょう。
胃がんの初期症状
胃がんに初期症状はありません。そのため、進行してから気づくことも珍しくなく、胃の内視鏡検査を定期的に受けることが大切です。
また、少しでも胃痛や違和感、吐き気、食欲不振などの症状が現れたら、医療機関を受診しましょう。
すぐに胃の内視鏡検査を受けることを求められる訳ではありませんが、できるだけ受けておいた方がよいかもしれません。
胃がんの主な症状は?
胃がんが進行すると、胃痛や吐き気、胸やけ、違和感、食欲不振などの症状が現れることがあります。
しかし、このような症状は胃炎や胃潰瘍、胃酸過多などでも起こるため、症状から胃がんの確定診断はできません。
また、検査を受けたところ、症状の原因は胃炎や胃潰瘍であったものの、偶然早期の胃がんが発見されるような場合もあります。
胃がん検診の頻度と検査方法
胃がん検診の頻度は、これまでの検査で判明した胃がんのリスクによって異なります。胃の粘膜が萎縮している状態では胃がんが起こりやすいため、半年から1年に1回の内視鏡検査が推奨されます。
また、40歳からは健康状態に関係なく1年に1回の健診が推奨されています。胃がんの検査方法には、内視鏡検査の他にレントゲン検査もありますが、内視鏡検査に勝るものではありません。