大阪市で大腸がん検査を受けよう!検査方法の種類と注意点
直腸診
直腸診とは、医師が肛門から直接手をいれて、がんの発生頻度が高い直腸を触診する検査方法です。
ゴム手袋に麻酔ゼリーをつけてそのまま検査をするケースが多く、他の検査方法のような前処置は必要ありません。直腸がんの約8割は、直腸診で見つかるともいわれています。
ただし、触診できるのは肛門から10cm程度のエリアにとどまり、がんの確定診断はできません。そのため、がんの疑いが強まった場合は、大腸内視鏡検査など他の精密検査を要します。
注腸造影検査
注腸造影検査とは、肛門からバリウムと空気をいれ、腸のX線写真を撮る検査方法です。腸をきれいにしておく必要があるため、前日から当日にかけて下剤の服用や食事制限などが行われます。
大腸内視鏡検査に比べて苦痛が少なく、大腸の全体像を把握するのに適した検査方法ですが、モノクロの写真で判断するため、平らに広がったがんを見落とす可能性もあります。
また、組織の採取や処置・治療などを検査と同時に行うことはできません。
大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査とは、別名「大腸カメラ」とも呼ばれる内視鏡で直接大腸内を観察する検査方法です。注腸造影検査と同じく大腸内をきれいにする必要があるため、前日から当日にかけて、下剤の服用や食事制限が行われます。
粘膜表面の形状だけでなく、色調をも見ることができるので、粘膜の下に広がった病変も見つけやすく、検査と同時にポリープの切除なども可能です。
内視鏡の挿入に苦痛がともなうというデメリットもありますが、それを上回るメリットのある検査方法といえるでしょう。